6月1日にリニューアルした島根県立美術館。日本の夕日百選に選ばれている宍道湖のほとりに建ち、夕日もアートとして鑑賞できる山陰最大級の美術館です。
宍道湖岸の庭には、「宍道湖うさぎ」と呼ばれる12羽のうさぎのブロンズ像が並んでおり、前から2羽目のうさぎに、西を向いてやさしくふれると幸せが訪れると評判です。
そんな島根県立美術館(https://www.shimane-art-museum.jp/)で、ひそかに話題となっているおもしろい企画があります。
その名も「北斎ガチャ」。
ロビーと展望テラスにあるQRコードをスマホで読み込みます。すると、「冨嶽(ふがく)三十六景 凱風快晴(がいふうかいせい)」など、葛飾北斎(かつしかほくさい)の作品がフォトフレームとして画面に表示されます。自分が作品の中に映り込んで撮影できるというわけです。
ちなみに私は「鍾馗図(しょうきず)」という作品。鍾馗は魔よけの神。病で苦しむ唐の玄宗皇帝の夢に出て、悪鬼を退治したら病気が治ったという伝説をもとに描かれた作品。赤いのが「鍾馗」で黒いのが「悪鬼」でしょうか。
「ガチャ」の名の通り、何が出てくるかはお楽しみ。全部で20種類あるとか。コンプリートしたいところですが、1日1回しかガチャできません。勇気を出して、来館している人に声をかけてみてはいかがでしょうか。一緒に撮影して、エアドロで写真をもらい旅の思い出にするのも良いかもしれません。